ジャンプ、読みました?
ハンタ、読みました?

……キルアがヤバイ。

ぃやこれはずっと前から思ってたことなんだけどね。
色々なとこで言われてる、キルア=ラスボス説。
別離の道は近いですね、この巻読んでその説、更に濃厚。
キルゴン名場面と言われてる最近の「光と影」。
それは別離を暗示させるものだったと思います。
以前キルアがゴンの元を離れたのはハンター試験の最終試験。
人を殺めて失格になった時のサブタイトルは「光と闇」。
……やばくないですか?(真剣)
元々キルアは暗殺者だと言うこともあり、前向きに生きるというか、
ゴンのようにプラスだけみて生きることは出来ないんですよね。
それはまぁ仕方の無いことで。
環境によって人はいくらでも変われますし、変わらさせられることもある。
全く正反対の2人だから、ここまで一緒に旅が出来た。
意見が合わないことも、補い合えてた。
でも、根本的に違います。
別の人間?それもありますが。
闇の世界で生きてきたキルアが、最近ゴンに言った台詞(モノローグ)。

お前は光だ   時々眩しすぎて 真っ直ぐ見れないけど。

それでもお前の  傍にいて  いいかな…?


その辺りからの精神状態がぐらぐらなんですよ。
多分、傍にいることすら躊躇して、自分は似つかわしくない存在だと過小評価する。
…傍にいることに…許可なんて必要ないのにね…。
なんだか最近のキルアは見ていて泣きそうになります。
ゴンが自分を頼りにしてるから、自分が弱音を吐くわけにはいかなくて。
本当は心もずっと暗い場所にいるのに。
暗い場所にいる時間が長すぎたから、光を真っ直ぐ見られなくて。
傍にいたい、でも、心の共有は出来ない。
多分、最近はそれに煮詰まりつつありますね、本人も気づかないところでじわじわと迫ってる。
気づかない振りをしてるのかもしれませんけど。
ポーカーフェイス上手そうだし…。
それに気づかざるを得ないところまで追い詰められて。

イルミの言った台詞で。
「ゴンといると、お前はいつかゴンを殺したくなる」
「殺せるか、殺せないか、試したくなる」
「お前にはゴンが眩しすぎて、計りきれないでいるだけ」だと。
本当に最初に言った容赦ない台詞。
その言葉の実現、発動までは多分もう時間が無いと思います。
その変化に気づいたビスケが、キルアがゴンを近い未来に殺めてしまうのかもしれないと。
だから、シュートを倒せなければゴンの元から消えなさいと、
わざと追い詰めることを言ったんだと思いますけど。
プラスのゴンとマイナスのキルア。
それに気づいた今は、逃げないということを前提として、
死ぬ覚悟で戦いなさい。
それが出来ないままで、もしシュートを倒したとしても。
一緒にいるのは眩しすぎて、逆に辛くなって。
傍にいたいのは本当だけど、傍にいると殺したくなるかもしれない。
嬉しいけど、怖い。闇から導いてくれそうだけど、その前に辛い。
多分…矛盾だらけの問いを繰り返して。
それがどうしても耐えられなくなった時、殺そうとするかもしれない。
いつもクールなキルアにとって、自分の精神回路を狂わせるゴンを殺すことで終わらせることが出来る。
絡まる思考を元に戻すという手段としては一つ。
でもそれは…ハンターとしてではなく、暗殺者の道を選んでしまうということ。
別離は必然なのかもしれません。

傍にいたいと願っても、自分の影に潜む暗殺者の自分がそれを許さない。
そして…いつかキルアは自分がゴンを殺してみたいと思ってしまっていることに気づけば、
自分から去るのか、それとも殺せるか試してみるのか。
…そこは今は分かりません。
現在のキルアの覚悟がどっちに向いているのか。
この戦いの末に彼が何を見出すのか。
どちらの道を選ぶのか。
言葉では廃業したという暗殺者の道を棄てられるのか。
でも最近もキメラアントを殺したので。
暗殺者の血が騒いでいるのかもしれません。
そこで暗殺者のスイッチを入れたものの、それが完全に今はoffになっているのか。
あれが原因で戻らなくなったスイッチをそのまま闇に走らせるのか。
…いずれゴンを見殺しにする。
そう言われたのはビスケが2人より長い経験を持っているから。
まだ10代の2人にとればビスケは50代の先輩。
ビスケの勘か、気づいていたのか。

…まぁ色々語っちゃいましたけど。
いや、ジャンプ読んだ時点ではそこまで深読みしていませんでした。
ここで考え出したらいくらでも考えられますが…。
とりあえずは勉強しなきゃなので、続きは後日。

コメント