時かけの影響で主題歌やら挿入歌を探してみたんですが、ガーネットが、本当に…本当に泣けます!
変わらないものも好きですが、歌詞が好きなのはこっち。
あなたと過ごした日々をこの胸に焼き付けよう 思い出さなくても大丈夫なように
ちょ…、も……らんま!(何言ってんだ)
いや違う違うそうでなくて…。
聞いてたらさ…勿論時かけなんだけど、ブーム真っ最中の甘陸に聞こえて仕方がない。
夷陵の後くらいの陸から甘寧へのうたに聞こえませんか…。
本当に久しぶりですが、リハビリも兼ねて文章作ってみます。久しぶりに甘陸書きたいんだ…!
小説じゃないけどSSくらいのやつを!
++++++++++
いつだって思い出す。いつだって あなたのことを。
私は何を得たと言うのだろう。消えてしまったあの人を私の隣から奪った戦で。
あれから幾月も月日が経った。
あの鈴の音も、豪快な笑い声も、頭を撫でてくれる優しい手も。
私から、呉から消えて、気づけば年を重ねていた。
あなたの部屋だって自然となくなって、ここにあなたが生きていたと証明するものが一つずつなくなっていった。
夜は巡り朝が来て、…その繰り返しの中で一つだけ永遠に繰り返すことのない、その人の、全てを。
忘れたくない、忘れるものかと意地になっていたけれど、時間というものは残酷で記憶から少しずつ削られていく。
私もなんて薄情なんだろう。
他の誰があなたを忘れても、私だけは覚えていなければと思っていたのに、結局は私も、あなたを。
ごめんなさい、と小さく呟いた。
ああ、あなたのせいですよ。あなたが私を残していってしまうから。
一人にさせられるならいっそのこと連れて行ってくれれば良かった、と思ったこともあった。
けれどもし私がそう伝えたら、あなたは笑うでしょう。
そして私はいつだって置いていかれてしまう。
彼の気持ちはこれでも分かるんだ。逆の立場なら私もきっとそうするだろうから。
つれていくことなどするものか。馬ぁ鹿、ちゃんと生きろ、と言うと、思う。
夜、久しぶりに飛び起きた。
最初に比べたら近頃はうなされることも減ってきた。
寝台を降りて胃の中身を戻してしまうことも、なくなった。
桶に汲んだ水に映った自分の顔を見て、ふ、と眉を潜めた。
ひどい顔だ。
部屋に一人でいる時や気持ちが弱っている時は「陸遜」ではなくなってしまう。
ここに映っているのは一人の人間だ。軍師でも何でもない、ただの、。
泣きそうになっている自分に気づいて桶の水を引っくり返して捨てた。
そのまま寝台に戻って布団を引っ被った。大きさは変わらないはずなのに、寝台が広くなった。
今はもう、狭いですよもう少し詰めて下さいと文句を零すことも、うるせぇなお前こそ詰めろと言いながら自分を包んでくれる腕もない。
あの戦からもう、何年も経ったのに。
あなたに触れた最後の日からどれだけ経っても、いつだって明確ではないけれど思い出せるんだ。
ここにあなたがいたら、きっとあの大きな無骨な手で遠慮なく撫でてくれたんだろう。
泣くなよと言いながらも、抱き寄せて泣かせてくれていた。
あなたはそんな無意識の優しさをくれるひとだった。
ぎりぎりまで溜まった感情が弾けそうになると、いつのまにか現われて、肩の力を抜かせてくれた。
何も考えていないようで実は敏く、誰よりも私を私以上に知っていたひとだった。
戦場では肉食獣のような鋭い眼差しで敵を威圧するくせに、普段は、私を見かけると「りくそーん」と顔全体で笑ってくれた。
あなたに近づけば近づくほど、何もかも正反対なのに何故か強く惹かれていった。
気づけば一緒にいることが当たり前になって、隣にいたら心から落ち着いた。
我儘でも何でもいい、ただ、あなたに 会いたい 。
ぎゅっと瞳をつぶって眠らなければと暗示をかけるようにそれだけを考えた。
明日になれば、朝になればまた「陸遜」に戻る。「伯言」はあの日あなたと共に消えた。
あなたとの日々を思い出になんかはさせない。
あなたにはそりゃもう死ぬほど会いたいけれど、追いかけることはしない。
全力で生きて、命が尽きたら初めて会いに行くと決めた。
そうしたらあなたは よぉ陸遜、と笑って手を差し伸べてくれるだろうから。
数十年?数年?数か月?数日?数時間?
…いつになるかは分からないから、少しだけ遅れるかもしれないけれど、仏頂面でふてぶてしく苛々しながら待っててもいい。
待ちくたびれて寝転んで居眠りしててもいい。
何でもいいですから、辿り着く先で待ってて下さい。
かぶった布団が息苦しくて顔を出したら頬を伝う水に気づいた。
先程飛び起きた時の跡だと思うが、そのままにして瞼を閉じた。
今を生きる私には あなたがいない世界は寂しいです
でも最後まで生き抜く
きっとあなたもそう望んでくれると思うから
そうしたら
「……会いに行ってもいいですか……」
次第に霧がかっていく意識を手放す瞬間、目尻の水が消えたような感覚がした。
まるでそれは彼がするように、優しく涙を攫った。
そんなわけがあるはずがないのに何故かひどく落ち着いて、そのまま意識を手放した。
思い出にはさせない
いつだってあなたを思い出せるから
何度季節が巡ってもどれだけ歳を重ねても
辿り着く先にあなたが待っているから
++++++++++
勝利したけれど、最も大切な人を失ってしまった後。
心臓が抉られるくらい辛くて、夜もうなされて飛び起きて、吐きそうになることもしょっちゅうで。
でも自分の立場とか国のこととか考えたら、これじゃいけないと無理やり奮い立たせてそこに立っている。
それから何か月、例えば何年も経ったとしても、癒えることのない傷ってあると思うんですよ。
癒すつもりもないし、この痛みを感じる限り彼を忘れることはないと思っているから。
逆に癒えてしまったら自分の中から彼が消えてしまうような気がして怖くて、わざと思い出しては痛みを自分に与えているような部分もある。
でも苦しむ自分を見て彼はどう思うかと考えたら、馬鹿野郎、お前のせいじゃねえだろと怒鳴られるんだろうな、とも分かってる。
それでも忘れることなんかできないし、忘れるつもりなんか更々ないわけです。
癒すことを望んでもいないから、一生その痛みを抱え続けると思う。
今は頭を撫でる手も隣を歩く存在も何も残ってはいないけど、記憶に残るそれを目印に生きていくといい。
そうして頑張った陸遜だから最後には遠慮なく抱きしめてもらえばいい!
そりゃ全体重をかけて遠慮なく体当たり並に飛び込めばいいさ。
兄貴もうおっと驚きながらも抱きしめてあげたらいい。
遅かったなと髪を撫でながら、あなたが早すぎなんですといつものやり取りでいい。
というかもう何でもいい。幸せになってくれるなら何でもいい!
と、まぁこんな感じです。
うわぁ何だろう…思うままに打ちまくったから変なとこあるかもしんない。
衝動のままに書き連ねたらこんなんできました、的な。
イメージとしては…甘寧を失った後の陸遜ですが、それから何年も経ってます。
陸遜は何年経っても兄貴の一挙一動忘れてないといい!…という妄想も含めて(笑)
痛みも兄貴が残したものだから忘れるものかと意固持になって、でもそれも辛くて、かと言って忘れるのは絶対嫌で。
ぐるぐる悩みながらも結局は兄貴のせいにしてますが(笑)そりゃそうだよー置いてくからだよー。
というか普通に書いたらめっちゃ寂しい設定ですね。
こんなん書く予定ではなかったのですよ。
普通に笑い合ってる甘陸が好きだから書くとすれば日常の一コマ的なものかな…とか思ってました。
元を返せばガーネットですよ!これが甘陸すぎて、切ないお話を書きたくなった…わけです。
とりあえず満足。いや、出来には満足してないですが…、書き上げられたことに満足で。
また後から校正すべきとこあったら直します〜。
そんでは、明日…っつか今日からお仕事なので頑張ります!寝ます!
変わらないものも好きですが、歌詞が好きなのはこっち。
あなたと過ごした日々をこの胸に焼き付けよう 思い出さなくても大丈夫なように
ちょ…、も……らんま!(何言ってんだ)
いや違う違うそうでなくて…。
聞いてたらさ…勿論時かけなんだけど、ブーム真っ最中の甘陸に聞こえて仕方がない。
夷陵の後くらいの陸から甘寧へのうたに聞こえませんか…。
本当に久しぶりですが、リハビリも兼ねて文章作ってみます。久しぶりに甘陸書きたいんだ…!
小説じゃないけどSSくらいのやつを!
++++++++++
いつだって思い出す。いつだって あなたのことを。
私は何を得たと言うのだろう。消えてしまったあの人を私の隣から奪った戦で。
あれから幾月も月日が経った。
あの鈴の音も、豪快な笑い声も、頭を撫でてくれる優しい手も。
私から、呉から消えて、気づけば年を重ねていた。
あなたの部屋だって自然となくなって、ここにあなたが生きていたと証明するものが一つずつなくなっていった。
夜は巡り朝が来て、…その繰り返しの中で一つだけ永遠に繰り返すことのない、その人の、全てを。
忘れたくない、忘れるものかと意地になっていたけれど、時間というものは残酷で記憶から少しずつ削られていく。
私もなんて薄情なんだろう。
他の誰があなたを忘れても、私だけは覚えていなければと思っていたのに、結局は私も、あなたを。
ごめんなさい、と小さく呟いた。
ああ、あなたのせいですよ。あなたが私を残していってしまうから。
一人にさせられるならいっそのこと連れて行ってくれれば良かった、と思ったこともあった。
けれどもし私がそう伝えたら、あなたは笑うでしょう。
そして私はいつだって置いていかれてしまう。
彼の気持ちはこれでも分かるんだ。逆の立場なら私もきっとそうするだろうから。
つれていくことなどするものか。馬ぁ鹿、ちゃんと生きろ、と言うと、思う。
夜、久しぶりに飛び起きた。
最初に比べたら近頃はうなされることも減ってきた。
寝台を降りて胃の中身を戻してしまうことも、なくなった。
桶に汲んだ水に映った自分の顔を見て、ふ、と眉を潜めた。
ひどい顔だ。
部屋に一人でいる時や気持ちが弱っている時は「陸遜」ではなくなってしまう。
ここに映っているのは一人の人間だ。軍師でも何でもない、ただの、。
泣きそうになっている自分に気づいて桶の水を引っくり返して捨てた。
そのまま寝台に戻って布団を引っ被った。大きさは変わらないはずなのに、寝台が広くなった。
今はもう、狭いですよもう少し詰めて下さいと文句を零すことも、うるせぇなお前こそ詰めろと言いながら自分を包んでくれる腕もない。
あの戦からもう、何年も経ったのに。
あなたに触れた最後の日からどれだけ経っても、いつだって明確ではないけれど思い出せるんだ。
ここにあなたがいたら、きっとあの大きな無骨な手で遠慮なく撫でてくれたんだろう。
泣くなよと言いながらも、抱き寄せて泣かせてくれていた。
あなたはそんな無意識の優しさをくれるひとだった。
ぎりぎりまで溜まった感情が弾けそうになると、いつのまにか現われて、肩の力を抜かせてくれた。
何も考えていないようで実は敏く、誰よりも私を私以上に知っていたひとだった。
戦場では肉食獣のような鋭い眼差しで敵を威圧するくせに、普段は、私を見かけると「りくそーん」と顔全体で笑ってくれた。
あなたに近づけば近づくほど、何もかも正反対なのに何故か強く惹かれていった。
気づけば一緒にいることが当たり前になって、隣にいたら心から落ち着いた。
我儘でも何でもいい、ただ、あなたに 会いたい 。
ぎゅっと瞳をつぶって眠らなければと暗示をかけるようにそれだけを考えた。
明日になれば、朝になればまた「陸遜」に戻る。「伯言」はあの日あなたと共に消えた。
あなたとの日々を思い出になんかはさせない。
あなたにはそりゃもう死ぬほど会いたいけれど、追いかけることはしない。
全力で生きて、命が尽きたら初めて会いに行くと決めた。
そうしたらあなたは よぉ陸遜、と笑って手を差し伸べてくれるだろうから。
数十年?数年?数か月?数日?数時間?
…いつになるかは分からないから、少しだけ遅れるかもしれないけれど、仏頂面でふてぶてしく苛々しながら待っててもいい。
待ちくたびれて寝転んで居眠りしててもいい。
何でもいいですから、辿り着く先で待ってて下さい。
かぶった布団が息苦しくて顔を出したら頬を伝う水に気づいた。
先程飛び起きた時の跡だと思うが、そのままにして瞼を閉じた。
今を生きる私には あなたがいない世界は寂しいです
でも最後まで生き抜く
きっとあなたもそう望んでくれると思うから
そうしたら
「……会いに行ってもいいですか……」
次第に霧がかっていく意識を手放す瞬間、目尻の水が消えたような感覚がした。
まるでそれは彼がするように、優しく涙を攫った。
そんなわけがあるはずがないのに何故かひどく落ち着いて、そのまま意識を手放した。
思い出にはさせない
いつだってあなたを思い出せるから
何度季節が巡ってもどれだけ歳を重ねても
辿り着く先にあなたが待っているから
++++++++++
勝利したけれど、最も大切な人を失ってしまった後。
心臓が抉られるくらい辛くて、夜もうなされて飛び起きて、吐きそうになることもしょっちゅうで。
でも自分の立場とか国のこととか考えたら、これじゃいけないと無理やり奮い立たせてそこに立っている。
それから何か月、例えば何年も経ったとしても、癒えることのない傷ってあると思うんですよ。
癒すつもりもないし、この痛みを感じる限り彼を忘れることはないと思っているから。
逆に癒えてしまったら自分の中から彼が消えてしまうような気がして怖くて、わざと思い出しては痛みを自分に与えているような部分もある。
でも苦しむ自分を見て彼はどう思うかと考えたら、馬鹿野郎、お前のせいじゃねえだろと怒鳴られるんだろうな、とも分かってる。
それでも忘れることなんかできないし、忘れるつもりなんか更々ないわけです。
癒すことを望んでもいないから、一生その痛みを抱え続けると思う。
今は頭を撫でる手も隣を歩く存在も何も残ってはいないけど、記憶に残るそれを目印に生きていくといい。
そうして頑張った陸遜だから最後には遠慮なく抱きしめてもらえばいい!
そりゃ全体重をかけて遠慮なく体当たり並に飛び込めばいいさ。
兄貴もうおっと驚きながらも抱きしめてあげたらいい。
遅かったなと髪を撫でながら、あなたが早すぎなんですといつものやり取りでいい。
というかもう何でもいい。幸せになってくれるなら何でもいい!
と、まぁこんな感じです。
うわぁ何だろう…思うままに打ちまくったから変なとこあるかもしんない。
衝動のままに書き連ねたらこんなんできました、的な。
イメージとしては…甘寧を失った後の陸遜ですが、それから何年も経ってます。
陸遜は何年経っても兄貴の一挙一動忘れてないといい!…という妄想も含めて(笑)
痛みも兄貴が残したものだから忘れるものかと意固持になって、でもそれも辛くて、かと言って忘れるのは絶対嫌で。
ぐるぐる悩みながらも結局は兄貴のせいにしてますが(笑)そりゃそうだよー置いてくからだよー。
というか普通に書いたらめっちゃ寂しい設定ですね。
こんなん書く予定ではなかったのですよ。
普通に笑い合ってる甘陸が好きだから書くとすれば日常の一コマ的なものかな…とか思ってました。
元を返せばガーネットですよ!これが甘陸すぎて、切ないお話を書きたくなった…わけです。
とりあえず満足。いや、出来には満足してないですが…、書き上げられたことに満足で。
また後から校正すべきとこあったら直します〜。
そんでは、明日…っつか今日からお仕事なので頑張ります!寝ます!
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