おくりびと。

2009年4月6日 映画
旅立つ方へ最後に出来る小さな手助け。

そういう映画だったと思います。

「おくりびと」DVDで観ました。
派手ではないしどちらかといえば地味な印象のお仕事だといえばそうなんですが、仕事上事務的ではありつつも、それでもその中の一つ一つの作業に心が込められる。
淡々と納めるのではなくて、最後に綺麗な姿で旅立って貰いたいが故に、出来る限りの手助けをしていく。
「死」に関わる仕事は嫌なことも辛いこともあると思うんです。
でも最後の場では、せめて綺麗な姿で送り出してあげたいのが遺された側の心情。
その気持ちに応えるのが納棺師。

こういう仕事があることを初めて知った。
プロとして仕事に誇りを持っていることも。

日本ならではの送り方だなと思います。心に直接問いかけてくる。

「死」は終わりではなく、旅立ち。次へ進む為の過程。

多くの方に見て頂きたいなと、思います。


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