”これだけは譲れない”
2009年5月28日 BASARA SS「のどかでございますなぁ…」
「アンタと呑気に茶ァ啜る日が来ようとはな」
「某は団子さえあれば満足でござる」
「アンタはそうだろうよ…能天気はいいが気ィ緩めてふぬけんなよ」
「そのような体たらくにはなりませぬ!」
「分ぁった分ぁった、もっとcoolになれ真田」
「…む。…召し上がらぬのですか。この団子は甘さを抑えてあります故、食べやすいかと存じまする」
「旨いのは認めるが数は食えねぇ」
「ならば某が頂いてもよろしゅうござるか?」
「食え食え。っとに幸せそうに食うよなアンタは…そんなに甘味が好きか」
「大好物でござる!ですが、買ってきたものも無論旨いのですが、やはり佐助の作ったものが某は一番好きでござる」
「あの世話焼きの猿の忍か…忍がそこまですんのかよ武田は」
「佐助は炊事洗濯掃除何でもこなし、団子を作れば天下一品、忍働きは優秀であやつこそまさに忍の中の忍。
某には勿体ないくらいに出来た部下でござる。あれほどの者は天下広しと言えどもそうはおりませぬ」
「HA?聞き捨てならねえな、ウチの小十郎もそんくらい朝飯前だ。
朝は鍋底を叩いて大音量で俺を叩き起こし、朝飯は自家栽培のオンパレードだ。
あいつの料理の腕前は俺に引けを取らねぇしな。剣の相手をさせれば容赦なく急所狙ってきやがるし遠慮がねえ。
武将としても部下としてもあいつ以上の野郎はいねえよ」
「某の佐助が片倉殿に劣るとおっしゃられるか。いくら政宗殿と言えどもそれは譲れませぬ」
「残念だが小十郎に敵う部下なんざそういねえよ」
「いいえこの幸村の傍におりまする!佐助は飄々としていて真面目な印象は感じられぬやもしれませぬが、あれは裏を返せば任務に全力を傾けるからこそ!佐助は二心なく某に仕えてくれており、見目もあの通り爽やかで、大抵の望みは叶えてくれます」
「小十郎も俺がkidsの頃から仕えてる。剣の指南役も武将としての作法も一通りはあいつから教わったようなもんだ。たまに口うるさいがそれを除けば他の奴らの手本のような奴だ。見目を言うんならあの成熟した渋さはお前のとこの猿にはねえだろ」
「渋さなど佐助にはいらぬのです。佐助はほんに良い男で、あの顔で至近距離で見つめられる…と…某はもう…ああ、もう…!
心臓は早鐘を打ち…胸が苦しくなってたまらぬことも」
「んなことまで聞いてねぇよ!
いいか?どこの世に風呂から出れば褌持って待機している武将がいるってんだ。んな奴ァ小十郎以外に聞いたことねえ!」
「なんの!佐助も風呂上りには髪を丁寧に拭いてくれ、某が寝付くまで傍にいてくれるでござる!年もそうは離れておらぬし、兄のような存在で…何度未熟な某を支えてくれたことか」
「…とか言いながらアンタこの前、”佐助は口うるさくてかなわぬ”とか言って口尖らせてたじゃねえか」
「それをおっしゃるなら政宗殿も”膳に野菜ばかり並ぶとやってられねぇ”と愚痴を零されてたではありませぬか」
「…OKOK、埒があかねぇな。ここらで一丁決着つけとくか、どちらの部下が天下一か」
「望むところでござる!」
「「佐助(小十郎)こそが部下の中の部下!!!」」
「…旦那」
「…政宗様」
「さっ佐助!?いつのまに」
「小十郎…!」
「店先で何をぎゃあぎゃあと…恥ずかしいったらありゃしない」
「道行く者が皆振り返るほどの騒ぎを起こされるとは、少々自覚が足りぬようですな」
「い、いやこれはだなっ」
「お前らの名誉の為の」
「「問答無用」」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
私だけが楽しかった気がする。
すごく真面目にくだらない話を書きたかったんだ…。
部下を大事に思う主2人が部下の為にもめるという…ばっちり聞いてた部下2人はなんか恥ずかしいし嬉しいんだけどやっぱり騒ぎを起こしたからには止めなきゃいけない。
この後主2人は部下に引きずられて帰りながら説教を食らったと思います。顔うっすら赤くしながらね。
うちで真田主従、十勇士以外が出たの初めてですね。伊達主従登場。
筆頭はマジメなつもりがいつのまにか幸につられて言ってることおかしくなってます。
うちでは「真田」呼び推奨。
その内他の武将の皆さんも出せたら…いいなv
あー…会話文だけってほんと楽…。場面は想像してください、ね!
「アンタと呑気に茶ァ啜る日が来ようとはな」
「某は団子さえあれば満足でござる」
「アンタはそうだろうよ…能天気はいいが気ィ緩めてふぬけんなよ」
「そのような体たらくにはなりませぬ!」
「分ぁった分ぁった、もっとcoolになれ真田」
「…む。…召し上がらぬのですか。この団子は甘さを抑えてあります故、食べやすいかと存じまする」
「旨いのは認めるが数は食えねぇ」
「ならば某が頂いてもよろしゅうござるか?」
「食え食え。っとに幸せそうに食うよなアンタは…そんなに甘味が好きか」
「大好物でござる!ですが、買ってきたものも無論旨いのですが、やはり佐助の作ったものが某は一番好きでござる」
「あの世話焼きの猿の忍か…忍がそこまですんのかよ武田は」
「佐助は炊事洗濯掃除何でもこなし、団子を作れば天下一品、忍働きは優秀であやつこそまさに忍の中の忍。
某には勿体ないくらいに出来た部下でござる。あれほどの者は天下広しと言えどもそうはおりませぬ」
「HA?聞き捨てならねえな、ウチの小十郎もそんくらい朝飯前だ。
朝は鍋底を叩いて大音量で俺を叩き起こし、朝飯は自家栽培のオンパレードだ。
あいつの料理の腕前は俺に引けを取らねぇしな。剣の相手をさせれば容赦なく急所狙ってきやがるし遠慮がねえ。
武将としても部下としてもあいつ以上の野郎はいねえよ」
「某の佐助が片倉殿に劣るとおっしゃられるか。いくら政宗殿と言えどもそれは譲れませぬ」
「残念だが小十郎に敵う部下なんざそういねえよ」
「いいえこの幸村の傍におりまする!佐助は飄々としていて真面目な印象は感じられぬやもしれませぬが、あれは裏を返せば任務に全力を傾けるからこそ!佐助は二心なく某に仕えてくれており、見目もあの通り爽やかで、大抵の望みは叶えてくれます」
「小十郎も俺がkidsの頃から仕えてる。剣の指南役も武将としての作法も一通りはあいつから教わったようなもんだ。たまに口うるさいがそれを除けば他の奴らの手本のような奴だ。見目を言うんならあの成熟した渋さはお前のとこの猿にはねえだろ」
「渋さなど佐助にはいらぬのです。佐助はほんに良い男で、あの顔で至近距離で見つめられる…と…某はもう…ああ、もう…!
心臓は早鐘を打ち…胸が苦しくなってたまらぬことも」
「んなことまで聞いてねぇよ!
いいか?どこの世に風呂から出れば褌持って待機している武将がいるってんだ。んな奴ァ小十郎以外に聞いたことねえ!」
「なんの!佐助も風呂上りには髪を丁寧に拭いてくれ、某が寝付くまで傍にいてくれるでござる!年もそうは離れておらぬし、兄のような存在で…何度未熟な某を支えてくれたことか」
「…とか言いながらアンタこの前、”佐助は口うるさくてかなわぬ”とか言って口尖らせてたじゃねえか」
「それをおっしゃるなら政宗殿も”膳に野菜ばかり並ぶとやってられねぇ”と愚痴を零されてたではありませぬか」
「…OKOK、埒があかねぇな。ここらで一丁決着つけとくか、どちらの部下が天下一か」
「望むところでござる!」
「「佐助(小十郎)こそが部下の中の部下!!!」」
「…旦那」
「…政宗様」
「さっ佐助!?いつのまに」
「小十郎…!」
「店先で何をぎゃあぎゃあと…恥ずかしいったらありゃしない」
「道行く者が皆振り返るほどの騒ぎを起こされるとは、少々自覚が足りぬようですな」
「い、いやこれはだなっ」
「お前らの名誉の為の」
「「問答無用」」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
私だけが楽しかった気がする。
すごく真面目にくだらない話を書きたかったんだ…。
部下を大事に思う主2人が部下の為にもめるという…ばっちり聞いてた部下2人はなんか恥ずかしいし嬉しいんだけどやっぱり騒ぎを起こしたからには止めなきゃいけない。
この後主2人は部下に引きずられて帰りながら説教を食らったと思います。顔うっすら赤くしながらね。
うちで真田主従、十勇士以外が出たの初めてですね。伊達主従登場。
筆頭はマジメなつもりがいつのまにか幸につられて言ってることおかしくなってます。
うちでは「真田」呼び推奨。
その内他の武将の皆さんも出せたら…いいなv
あー…会話文だけってほんと楽…。場面は想像してください、ね!
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